4D サラリーマン

40歳で海外留学するサラリーマンのブログ

雑文

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日本に戻ってきて、この便利な社会の恩恵をひしひしと感じている。 不思議な感覚だけど、便利すぎてちょっと怖いのだ。 何も考えなくてもなんとかなるというか、思考停止を促されている気すらする。 そういう意味で怖いのだ。楽はいいけど、アホにはなりたく…

マウントとアマウント

1年ぶりに会社に戻って、やっと2週間。 会う人の反応は、だいたいこの3つ ○留学どうやった?聴きたいわー。 ○どうやって会社に活かすんか楽しみにしとくわ。 ○1年遊んでたんやから、頑張って。 私費で勝手に会社休んで行ってるし、そもそもの私の人望的なと…

Nippon near Italy

日本を象徴する鳥の1種であるトキ、 その学名はNipponia Nipponだそうだ。 長い事、Nippon near Nipponだと勘違いしてた。 その上、日本の国鳥はキジだそうだ。もう無茶苦茶だ。 ちなみに、イタリアの国鳥は「イタリアスズメ」、 こういうところがまた好きだ…

AT か MT か

ミラノに来て、かれこれ11ヶ月が経とうとしているけれど、日々驚きと発見の連続だ。 今回は、車のATとMTと日本とイタリアについて。 ミラノでは、あまり信号がないこともあって、 横断歩道に人がいると車が止まってくれるのだ。 日本だと考えられない、法律…

日本人 ≒  イタリア人

イタリアに来て、8ヶ月。 いまだになれないことばかりだけど、段々とイタリアが好きになって来ていることは確かだ。 許されるなら、このままステイしておきたいくらい。 もちろん、イタリアの持つ独特の雰囲気や、人への接し方、ルーズさ加減には ヘキヘキさ…

滞在許可証(Permesso di Soggiorno)という、許可する気はあまりない証明書の話

イタリアの滞在許可書 正直、イタリアに留学することを決めるまでまったく知らなかった。 ビザ(査証)という言葉が一般的だけど、それとは違うらしい。 査証というものは、とある国に対して入国するための証のようなもの。その国に入国していいですよーとい…

YesとNo / 肯定と否定 / イエスと脳

例えば、めちゃくちゃまずいモノを食べさせられたとして、 Don't you like it? No I don't.「うん、嫌い」 Yes! I do「いいえ、好きだよ」 この答え方に、僕は今だに数秒かかって間違える。 これを聞く側は、なんとなく答えを想定していることがあるから、間…

カーニバルと祭りとヤンキーと警官

イタリアのお祭りにヤンキーはいない。 もちろん、イタリアにヤンキーがいないわけじゃない。 そこかしこにいる。バスで大声で話していたり、夜な夜な公園で騒いだりしているのも、(見たことないけど)壁に落書きしちゃったりするのも彼らかもしれない。 ち…

バレンタインデーとイタリアと義理チョコと

2月13日、 「明日はバレンタインデーだけど、奥さんとどこにディナーに行くの?」と、イタリア人女性 「?」僕 「お花を贈るの?」と、女性 「???」僕 そのイタリア人女性に、 日本におけるバレンタインデーの風習や、チョコレートカルチャーに加えて 義…

アントレプレナーと起業家とイノベーションと僕 後

起業家という言葉にある「業」それすなわち、ワザ。 ある個が持つ「ワザ」を持ってして、まだ世の中にない市場を創造するすること。 それが、何かしらのイノベーションになっているかどうかで、その市場の大きさは変わるってことなのかもしれない。 つまり、…

アントレプレナーと起業家とイノベーションと僕 前

Entrepreneurship through designという授業の中で、 LUSHやALESSIからLEGOなど名だたる企業に加えて、ElBulliのようなレストランについて、それぞれ「どこが成功要因か」「どういったビジョンを持っているか」「どの部分でインベーティブだったのか」「個の…

イタリアの経済とNutellaの切っても切れない関係

Nutellaをご存知だろうか。 イタリアが生んだ、スーパーチョコレート。 チョコレートというと語弊がある。実際にはチョコレート風味という方が正しい。 どうしてもチョコレートを食べたいという欲求に応えて、ヘーゼルナッツからチョコレート風味のペースト…

イタリア料理と日本料理はよく似てる。

イタリア料理と日本料理って、すごく似てる。 オリーブオイルとか、塩とか、胡椒とか、水とか、米とか、、、 何がどう?とか論理的に説明できる自信はないけれど。 個人的に思うのは、いわゆるピザ屋パスタのみをイタリアンという 認識のもとに、この相似形…

バベルの塔、言葉が通じないからこそ分かり合えるもの。

イタリアの農場体験 ミラノ郊外に少し出れば、それはもう田園風景だ。 農業大国のイタリアでは普通の風景。 とある農場でチーズ作りの体験、ランチ付き。 もちろん、言葉は通じない。通じないというと語弊があるかな。 説明をくださる方も、身振り手振りで対…

ほんの小さなルールから、その国を知る。

ミラノ、バス停横にあるなんでもない公園。 ここにはなんでもないけど、草木の多い公園がたくさんある。 それこそ、ちょっと歩けばレベルで。 バスを待ちながら、公園にある看板に目を止める。 もちろん、火気厳禁、キャンプ禁止、車バイクあかん。とは書い…

ワンちゃんと社会との距離感で、ニッポンを考えてみる。

イタリアにいると、いたるところにペットの犬がいる。 いたるところというのは、犬お断り。とされているお店以外ほとんどOK。 電車?バス?OK レストラン?OK スーパー?OK 洋服店?OK このあたりの線引き加減を、あえて「社会との距離感」と今回は呼びたい…

ミレニアルズの衝撃

ミレニアル世代(Millennials) 今日のレクチャーは、Future Concept Labの代表から コンシューマーセグメントのお話。 子供からシニアまで16個にセグメントしていて、とても興味深かった。 なぜセグメントするかというと、それぞれのコンシューマごとに趣味…

Business model canvasと英語でコピーライティング

Domus での最初のレクチャーは、 Paolo Lolini というビジネスコンサルタントから。 ビジネスデザインコースとラグジュアリーブランドコースと合同だったのもあって、ビジネスベースのレクチャーのエクササイズをラグジュアリーブランドで体感できたのが楽し…

デザイン思考とコミュニケーション思考

40にもなって、改めて留学するなどという無謀な挑戦、 改めてその意味とか考える時間もできたので、ちょっと書きながら整理できたらなと。 それと、日々学んでいることも少しづつまとめていければと思います。 留学を決める際に、デザイン系のスクールを選ん…

信号の数は、信用の量

歩行者としても、運転者としても欧州にいる人間として、 信号の数が異様に少ないことにびっくりする。 ラウンドアバウトと呼ばれる、環状交差点がほとんどだ。 そこに、申し訳程度に薄れかかった横断歩道があるだけ。 たぶん、日本より交通事故とかは多いの…

テクノロジーが実現するちょっと未来、ときどきオカン

今や、世界一の金持ちとなったアマゾンのCEO アマゾンプライムビデオのサービスプラットフォームは今3くらいだけど、アマゾンそのものは言う事なし。 リコメンド機能の制度もいっときに比べると格段に上がっていると思うし、 やっぱりレビューはいまだに頼…

AIが人間の生活を豊かにするのではなく、人間がAI化することで豊かな世の中がやってきたと錯覚する未来

学校で「Utopia(ユートピア)」について議論する機会があった。 簡単に言ってしまえば、ユートピアとは、人間が理想とする世界のこと。 反対の言葉がデストピア。 テクノロジーの進歩の先に、ユートピアがあると信じてアメリカはサンフランシスコあたりから…

肉屋のおっちゃん

イタリアの肉屋さんにお肉を買いに行く。 いきなり店に入って来て、イタリア語一つも話せないアジア人が入って来ても 特に何も変わったこともなく、いつも通り?の接客。 さらには、肉の部位をイタリア語でなんと言うのか講義までしてくれる。 こういう嬉し…

日本人が西洋的になれない理由

イタリアに来て、ずっと感じていた違和感の正体。 それは、日本人としてのメンタリティとヨーロッパ人とのそれとのギャップ。 イタリア人は適当だとか、何事もうまくいけば、ラッキーだと考えた方がいいとか、サービスについてもあまり期待しない方がいいと…

イタリアに留学する

いま、イタリアはミラノにあるDomusAcademyというMasterスクールで Master in Business Design というコースで学んでいる。 http://www.domusacademy.com/en/ 1年間のコースで、すべて英語で授業が行われる。 世界中から生徒が集まっていて、だいたい200人…

4Dサラリーマン

初めての海外滞在は17年ほど前のパリ。 初めての飛行機、初めての一人暮らし、初めてのフランス語。 あの時は独り身で、何も失うものがなかった、ただただ何かを吸収するだけの毎日。 あれから17年。就職し、結婚し、子供も授かっている40歳のサラリーマンと…