イタリアの経済とNutellaの切っても切れない関係
Nutellaをご存知だろうか。
イタリアが生んだ、スーパーチョコレート。
チョコレートというと語弊がある。実際にはチョコレート風味という方が正しい。
どうしてもチョコレートを食べたいという欲求に応えて、ヘーゼルナッツからチョコレート風味のペーストを作り上げたイタリアの会社が売り出したのが最初。
その昔、パリで初めて食べた時にびっくりしたのを覚えている。
こんなにうまいものが瓶で、満タンに入ってて、こんなに安いなんて。。。と
毎日舐めるように食べていた気がする。
また、フランスパンと良く合うんだよなー、これが。
40を過ぎてからイタリアに来て、改めてNutellaに再開した。
パリにいるころよりも、カフェや遊園地の売店、スーパーでもたくさん目にする。
学校の授業でも、Nutllaについて学ぶことが多くて、この話題になると欧州の学生は一気に沸く。おー、っと。先生もいつも、Nutellaの話をするときはウキウキで、今でも舐めながら授業してーぜー。ってな具合だ。
イタリアという国は、チョコレートまみれだ。
どこにいっても、チョコレートがある。これは、子供のみながず大人も食しているということ。
イタリア人を見ていると、みんなチョコレートばかり食べている。
レストランのデザートにもチョコレートが多い。
加えて、Nutellaクレープなんてデザートメニューまである始末。
チョコレート、ひいてはそのチョコレートの渇望のためにNutellaという、世界でも類を見ない企業を生み出したイタリア。その創業家は、世界の長者番付にいつもランクインするほど。
そんなイタリア。
その経済は常にギリギリだ。
もちろん、大統領が変なおっさんしかいないとか、法律の変わり方が法治国家とは思えないほどだとか、もちろん根本的な問題はたくさんある。
でも、このNutellaを生み出すほどにチョコレートが好きすぎる国民性。これがイタリア経済に大きな影響を及ぼしているんじゃないかと、真剣に思う。
いい方向に行くときはいくけど、基本的には幼い感情・発送の国民性なんじゃないかと
、なんの調査も勉強もせずに結論付けてみる。