4D サラリーマン

40歳で海外留学するサラリーマンのブログ

ほんの小さなルールから、その国を知る。

ミラノ、バス停横にあるなんでもない公園。

ここにはなんでもないけど、草木の多い公園がたくさんある。

それこそ、ちょっと歩けばレベルで。

 

バスを待ちながら、公園にある看板に目を止める。

 

もちろん、火気厳禁、キャンプ禁止、車バイクあかん。とは書いてある。

でもそれ以上に、○○ダメ。という言葉は一切ない。

 

ゴミはちゃんと捨ててね、子供をちゃんと見てあげてね、ワンちゃんはリード忘れずに等々、可愛らしいアイコンと共に記載されている。

 

それらに加えて、この一文があった。

「Please respect lawns, flowers, and trees.」

草花や木にリスペクトを!とイタリア語と英語で書かれてある。

 

大学時代の恩師から、海外に行くなら花鳥風月を語れる日本人であれ。と

教わってから「花鳥風月」はとても好きな言葉の一つ。

 

なぜ公園が必要なのか、なぜここに来るのか、なぜここに来たのか。

花鳥風月を愛でることに関しては、世界でも類を見ないセンスを持っていると思う日本人が、改めて考え直すべきところを発見した気がする。

もちろん、自戒の念を大量にこめつつ。

 

公園の過ごし方、公園との接し方、公園のあるべき場所、その公園が持つ意味を自然と感じさせてくれる。そんなところから街作りがなされているところに住みたいなー、と思ったのです。

 

尊敬という意味とは少しニュアンスの違う、リスペクト。

だれか、うまい日本語に訳してくれないかなー。