4D サラリーマン

40歳で海外留学するサラリーマンのブログ

Business model canvasと英語でコピーライティング

Domus での最初のレクチャーは、

Paolo Lolini というビジネスコンサルタントから。

 

ビジネスデザインコースとラグジュアリーブランドコースと合同だったのもあって、ビジネスベースのレクチャーのエクササイズをラグジュアリーブランドで体感できたのが楽しかった。

 

内容は、Business Model Canvasと呼ばれるビジネスツールを使って、ラグジュアリーブランドのそれを作ること。

 

次に、Value Proposition Canvasを使って、そのブランドのVPCを書き記すこと。

 

最後に、そのブランドがどう変化したら面白くなりそうか。をプレゼンすること。

 

という3日間に分けたレクチャー。

 

初日のBMCは、本やブログなどでも目にはしていたけれど、実際に使った経験がなかったし、ましてや英語でグループワークにプレゼンなんて。。。

あんなに脇汗かいたのは初めてだった。

 

ラグジュアリーブランドでエクササイズできてよかったのは、ラグジュアリーブランドのすごいところが、全世界でその体験やイメージが共通であるということに気づけたこと。ブランドがしょーもないステレオタイプで判断されないというのは、改めてすごいことなんだなーと認識した。

 

このしょーもないステレオタイプって、世界に出るととても邪魔になる。

だって、思考や友好の壁になってしまうことがあるから。

 

ちなみにキャンバスを作る一番の狙いは、クライアント企業理解はもちろんだけど、そんなものはクライアントの方がよく知っているし、情報なんてネットにゴロゴロ転がっている中で、グループでの共通認識を持つこと。だって、そこがずれているとアイデアもずれちゃう。

これをやってみて思ったのは、自分の凝り固まったイメージでは出てこないキーワードが出て来る新鮮さだな。

 

特に、テクノロジー系の新興企業のキャンバスを作るともっと面白い。

たとえば、Airbnb、Tesla、Uberとか。

他の企業では出てこないキーワードがさらりと出て来る。
この、誰でも理解できる上に他との違いを出せるマジカルワードの発見が、新しいイノベーションの発見につながっているかもしれないと思うと、コピーライティングのパワーを再認識する機会でもあった。

 

このコピーライティングは英語である必要があるなー。とも思う。

日本語だとどうしても説明的になりがちだから。

 

そういう意味では、広告代理店ってイノベーションの宝庫なのにもったいないなーと心から思った。

英語のレベルは高くなくていいから、英語でコピーライティングすることで、イノベーションを牽引するようなことが、日本でも可能かもしれないと、とても興奮している。

コピーライターという肩書きが重要なのではなく、英語でイノベーションを説明できるアイデアを持った人は、少なからずいるはず。

 

世界規模で「Entrepreneur」の日本の割合はとても低い。

英語でコピーライティングと、素晴らしいアイデアを突き詰めれば、何か生まれるのでは。と心から思う。

 

もちろん、そんなに甘くないのだろうけどね。