イタリアに留学する
いま、イタリアはミラノにあるDomusAcademyというMasterスクールで
Master in Business Design というコースで学んでいる。
http://www.domusacademy.com/en/
1年間のコースで、すべて英語で授業が行われる。
世界中から生徒が集まっていて、だいたい200人前後いるはず。
インドからの留学生が4割くらいはいるイメージ。
(インド人が話す”イン”グリッシュに苦戦した話は、また別の機会に・・・)
日本人は、僕ともう1人の女性の2人のみ。
このMasterコースは、ミラノの美術大学であるNuova Accademiaに併設されているので
デザインベースのMasterコースがそのほとんどを占める。ジュエリーとか建築とか、プロダクトとかとか。
その中にあって、Business Designというコースについては、、、諸説あるけれど、
デザイナー的思考で課題を解決するデザインシンキングはもちろんのこと、何についても「デザインする」ことにこだわってビジネスメイクを考えるコースだと思う。
最初に嬉しかったのは「デザイン」という言葉への固定観念が覆されたこと。デザイナーと名乗るなにがしが、白い紙に何か書くという行為に集約されがちなその言葉。こちらでは、何につけてもデザインをよく使う。
エクセルだって、議事録だってデザインだ。と考えると自分がやっていることへの自信にもなるし、その先に見る人がいるという。とても大事だけど忘れがちなことにも気づかされてくれる。「デザイン」という言葉はありがたい。これだけでも来て良かったと心から思える。
ちなみに、Masterコースの平均年齢はだいたい20代中〜後半くらい。
40のおっさんなんて、もちろんいない。
みんな、欧州で仕事を見つけるためにやって来る。
会社を休職して、元の仕事に戻るやつも、もちろんいない。
なんでイタリア?とか
なんで40で留学?とか
なんでDomus?とか
いろいろあるけれど、簡単に言うと
英語がネイティブでなくて、欧州で、ビジネスとデザインについて学べる学校で、40のおっさんでも受け入れてくれる学校。でチョイスした結果。
若くして、才能溢れていて、英語も堪能なら、MBAなんだろうけどね。
MBAについては、アプライ手前で諦めました。
GMATという恐怖のテストを受験した時に、これ何回も受けるの無理やで。と。
4時間もパソコンの前に座ってテストて、拷問ですよ。スコアは500もいってなかった気がする。mathの最後の方の問題が、ただの足し算とかになってたのだけ覚えている。
なにせ、この条件のどれにも当てはまらない僕は選択肢を変えたのでした。
イタリアに留学するにあたって、大変だったことを思い返すと
・会社を休職するための手続き
・ビザを申請するための手続き
・家族を連れていくための手続き
・イタリアでの滞在許可証取得のための手続き
・イタリア滞在費のための手続き
ざっくりこんな感じだろうか。
それぞれ、語れば2時間以上は語れるけれど、
すこしづつまとめていければなと。
これだけは言える。
日本から留学して、日本でまた働くというのなら
DomusAcademyはオススメです。
なにせ、飯はうまい。欧州どこでも近い。生活費は安い。
そしてなにより、Milanoって一度は住んでみたくないですかw