4D サラリーマン

40歳で海外留学するサラリーマンのブログ

アントレプレナーと起業家とイノベーションと僕 前

Entrepreneurship through designという授業の中で、

LUSHやALESSIからLEGOなど名だたる企業に加えて、ElBulliのようなレストランについて、それぞれ「どこが成功要因か」「どういったビジョンを持っているか」「どの部分でインベーティブだったのか」「個のクリエイティビティをどう組織に持って行ったのか」「その組織をクリエイティブに保つ秘訣はなにか」「この企業は将来どうなるか」そして「あたなはこのケースから何を学ぶか」をグループワークして発表する。ということを1週間かけて15個くらいの企業を分析。

 

このレクチャーを受けている時、5つのことを思った。

 

1つ目は、起業する人たちはやっぱりすごい。

なんてたって「起業」するってことは、社会に認められお金を稼いでいる「企業」を作るってことだと理解できたこと。

 

2つ目は、コンサルの仕事ってこういうことか。

いわゆる現存する企業は、こうやって分析されまくって、ここをこうした方がええよとか、ここは伸ばした方がええよとか、連日コンサルから連絡くるんだろうなー。と想像できた。

そして、コンサルが企業のトップに直接行ける理由がとてもわかった。自己分析って案外難しい。だからこその株式会社という制度なのかもしれないけれど、経済学や経営学からコンサルに行くという流れが、やっと理解できた。

 

3つ目は、広告の仕事ってざっくりいうとこういうことか。

僕のいる広告業界は、企業分析やなんかはそっとしておいて、という発想だからそもそもの出発点が違う。そっとしておく。のとは違うかな、そこにノウハウもないし、そこにお金はあるかもだけど、専門領域ちゃうしなー。というところかな。改めて、僕のいる業界は、コミュニケーションのアウトプットに特化した専門集団でしかないんだなーと再認識できたこと。

 

4つ目は、広告に携わる人間が謙虚でなかればならないということ。

の企業を起業して社会に貢献している方々や、事業を作った人たちがすごいのであって、それをお手伝いするにすぎない、我々のアレオレ詐欺は何も生み出していないし、生み出したと思い込んでいるだけでしかない。慢心せずに、常にリスペクトが必要だなと改めて思えたこと。

 

5つ目は、起業ってなんか無理。

どの企業もすでにビックになった企業ばかりだし、業態は違えど、かなりつよい個によって引っ張られた結果、その個が作り上げた組織もまた、つよい個として機能していることを学んだ。やっぱり個としてビジョンを持って、何か秀でている上に、イノベーションを起こすことを求められるアントレプレナー。。。こりゃ、俺無理だと。。。

 

アントレプレナーの学術研究は日本の神戸大学から始まったと聞いて、さらに驚いたけれど。日本の戦後の復興とイノベーションを考察する際に、アントレプレナーという言葉なしでは説明付けられなかったほどの急激な変化があったのかなーと勝手に想像。

 

考えれば考えるほど、平凡サラリーマンの自分には、アントレプレナーとは遠い存在に思えてならなかったことを思い出す。