YesとNo / 肯定と否定 / イエスと脳
例えば、めちゃくちゃまずいモノを食べさせられたとして、
Don't you like it?
No I don't.「うん、嫌い」
Yes! I do「いいえ、好きだよ」
この答え方に、僕は今だに数秒かかって間違える。
これを聞く側は、なんとなく答えを想定していることがあるから、間違えても
そこまで大きな問題にならないことが多くて助かるのだけれど。
たぶん、日本語に置き換えると
それ嫌いなの?
うん、嫌い「Yes, I don't」
いいえ、好きです「No, I do」
きっと、こうなる。だからいつもめちゃくちゃ迷う。
そして、最初の一言をチョイス間違えるだけで、相手に与える印象が180度違うのだ。
ある日、子供と会話している時のこと、
あまり好き嫌いのない子供が、珍しくおかずを残していたので、
「それ嫌いなの?」と聞いてみると、
嫌いだったようで、首を横に振ったのだ。
つまり、質問文が肯定か否定かは関係なく、「それが嫌い」というポイントに対して
彼は嫌いだから、首を横に振ったのだ。
子供と話していて思ったのは、
シンプルに、「そのおかずは、嫌い」だから首を横に振ったのだ。
質問の構造なんかは気にしてもいない。
日本語の構造とか、英語の構造とか、肯定文とか否定文とか、
ややこしいことって、実は何も関係なくって、
嫌いだったら「首を横に振り」
好きだったら「首を縦に振り」ですべてはうまくいくようだ。
※肯定で首を横に振る国のことは、置いておくとしよう。
どこで、このややこし頭になってしまったんだろう。。。
英語うんぬん関係なく、プリミティブなコミュニケーションでは
問題なく同じ方向を向いているように見えるのだけれど。
自分にとって、ネガティブなものは「No」
自分にとって、ポジティブなものは「Yes」
ここを捻って、相手側に慮って答えてしまったりするところが、日本人の言語構造では美しいのかもしれないけれど、自分本位で質問には答えるべきだ。
脳みそに忠実に、シンプルに行こう。
そう思えた日曜日。