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日本に戻ってきて、この便利な社会の恩恵をひしひしと感じている。
不思議な感覚だけど、便利すぎてちょっと怖いのだ。
何も考えなくてもなんとかなるというか、思考停止を促されている気すらする。
そういう意味で怖いのだ。楽はいいけど、アホにはなりたくない。
みんなが考える社会じゃなくなると、日本がダメになる。
などど上から目線で語るつもりはもちろん、ない。
ただ、こういう思考停止が進んだ社会で、日本では、人よりも少し考える人。人よりも違うことを考える人。が重宝される世の中にシフトしていると感じる。
逆に言えば、人よりも少し考えるだけで抜きん出られるのだ。
一方で、組織はどうだろうか? 組織は常にいろいろと考えていて、他の組織を出し抜こうと必死だ。そういう意味では、思考停止は免れていると言えるかもしれない。
ただ、消費者はかわりつつある。思考停止的サービスになれた日本人に向けて考えるキャンペーンも変わるべきだし、机上で考えたマッチングビジネスアイデアは、世にだしてからしかわかないのが正直なところ。
つまり、組織で抜きん出ようとすれば、トライ&エラーのスピード感がもっとも重要と言える。
しかし、日本の組織でトライ&エラーを素早く対応できる会社なんて、なかなかない。
もはや、この思考停止した日本に、組織で向かう時代は終わったのかもしれない。
より思考停止を促すだけだ。
これからは、抜きん出た「個」が「組織」をまさる時代になると確信した。
実際、面白いことを考える人や面白いトライ&エラーを組織の中でも繰り返して来て人が組織を離れることも実感としてある。
そして、その「個」が社会を動かしていることも言わずもがなだろう。
1 > 10000 の時代はすでに来ている。
マウントとアマウント
1年ぶりに会社に戻って、やっと2週間。
会う人の反応は、だいたいこの3つ
○留学どうやった?聴きたいわー。
○どうやって会社に活かすんか楽しみにしとくわ。
○1年遊んでたんやから、頑張って。
私費で勝手に会社休んで行ってるし、そもそもの私の人望的なところは
横に置いておいたとしても、どうだろう。
なんとも、お前の留学なんぞ何の役にも立てへんやろ。
とマウント取って来る人の多いことか。
もちろん、卑屈な捉え方をする私にも問題があるんだが。。。
マウント取って来る人は、会社でそこそこの地位にいる人か、
まったく仕事ができず年齢だけ重ねた人だ。
前者の人はそれでいい。これが会社そのものだし、会社が僕に言いたいことでもあるからだ。腹は立つけど、やっぱり会社組織というのはそういうものだろうし、イチヒラ社員に偏った期待を寄せていては仕事が回らない。
後者の人は結構やっかいだ。仕事もできないから物腰はとても柔らかい。相手のマウントを取っているという感覚はもちろん持ち合わせていない。
この人たちとの打ち合わせはとても疲れる。
マウントはとるけど、何かこちらにも有益なモノをくれる人はいい。
でも、マウントだけ取って何も得られない人とは一緒にいたくない。
そうもいかないんだけど。
マウント取るなら、そこそこポジなアマウントを下さいな。
Nippon near Italy
日本を象徴する鳥の1種であるトキ、
その学名はNipponia Nipponだそうだ。
長い事、Nippon near Nipponだと勘違いしてた。
その上、日本の国鳥はキジだそうだ。もう無茶苦茶だ。
ちなみに、イタリアの国鳥は「イタリアスズメ」、
こういうところがまた好きだ、イタリア。
スズメが国鳥と聞くだけで、親近感が湧く日本人は
僕だけではないと思う。
日本とイタリアの共通点を見つけては、ほくそ笑みながら
楽しむような日々を過ごしている中で、
とても小さいけれど、とても面白い共通点。
伏見稲荷で売っている「スズメの蒲焼き」をどう思うのか、
今度聞いてみたいと思う台風の午後。